ジム・モリソンJim Morrison)

1943.12.8〜1971.7.3

 

  本名James Douglas Morrison。1943年12月8日フロリダ州メルボルンに海軍軍人の長男として生ま

れる。作家や詩人を志すがUCLAの映画科に入学。そこでレイ・マンザレクと知り合い、彼のバンド

にヴォーカルとして参加した後、Vo:ジム・モリソン、Key:レイ・マンザレク、Gui:ロビー・クリーガー、

Dru:ジョン・デンズモアから成る「THE DOORS」を結成。ベースがおらず、レイがピアノでベースパート

を弾くのが特徴。事実上のリーダーはレイ。古いブルースの名曲や、ジム、レイ、ロビー三者三様のオリ

ジナル曲でライブハウスの人気グループとなる。エレクトラレコードと契約後、最初のシングル「Break

on though」は売れなかったが、2枚目の「Light my fire」のヒットで一躍人気グループにのし上がり、

オリジナルアルバム6枚、ライブアルバム1枚、ベストアルバム1枚、ヒットソング16枚をリリースする。

  しかし、ステージ上でのスキャンダラスな行為や、アルコール、ドラッグへの耽溺が問題となり、演奏

活動を続けることが次第に困難となる。再起をかけて作成した7枚目のアルバム「L.A.ウーマン」を出した

直後の1971年7月3日、パリで入浴中に謎の死を遂げる。死を看取ったのは恋人のパメラだけであり、死

因は薬物の影響を含め色々議論されたが、明らかにされていない。

 

注目理由

60年代後半のL.A.を代表するロックグループ「ドアーズ」のヴォーカル。詩の才能と、セクシー&

スキャンダラスな言動で、最盛期にはミック・ジャガーの様なシンボリックな存在として君臨。

 

  おいらは王道の「地獄の黙示録」経由で、コンタクト。TVで映画「地獄の黙示録」をやってるの

を見て「なんて面白いんだ!」と感動し、ベータ(笑)のビデオに録って何度も見てました。特にオー

プニングの「♪This is the end〜」と「The end」の歌詞が始まると同時にナパームの炎が立

ち上がる所が大のお気に入りで、誰が歌ってるんだろうと気になり、それからドアーズを聞くように

なりました。あと、カーツ大佐を殺しに行く為に、沼からマーチン・シーンがぬーっと顔を出すシーンに

「♪Come on baby take a chance with us〜」とサビが絡む所もいかしてますねぇ。(^^)

 

おいらが始めて始めて入手可能なアルバムを揃えたバンドで、おいらのランキングでは死ぬまで

トップでしょう。ジムの戦闘的なボーカルは、おいらの音楽の志向に致命的な影響を与えてますね。

ドアーズの良さは、ジムの幻想的な詩をコアに持つ大作と、ロビーやレイの作るポップな曲が上手く

バランスを取りながら共存している所でしょうか。お気に入りを5つあげると、こんな感じ。

(1)Soul kitcen (2)The end (3)Winter time love (4)Riders on the storm (5)Spanish caravan

昔は文学的大作が好きでしたが最近はポップな曲や軽ーいラブソングもお気に入りです。

 

  10年以上前 、「ベストヒットin USA」でドアーズ特集があり、ゲストのロビー・クリーガーが

「最近うちの息子に『Light my fire』や『The end』を聞かせたら、「父さん、ヘビーだね」だって。」

 と語ってました。その時は納得したものの、冷静に考えるとロビーの曲はポップだよな。

まぁ、『Light my fire』は彼の曲だから良いか。(^^)

 

参考アルバム

 (1)ハートに火を付けて

ドアーズのデビューアルバム。個人的には「Soul kitchen」が一番好き。「村上朝

日堂3 Hi-Ho」の中で村上春樹氏がモリソンの歌う「Soul kitchen」が以下に素晴

らしいかを語ってる項があり、ドアーズの中からこの曲を選ぶとは、なかなかやる

なと思ったものだ。村上春樹氏の小説の主人公は結構ドアーズを聞いているようだ

が、おいらにとってドアーズはかなり好戦的なイメージがあり、氏の書く内向的な

主人公が何故ドアーズ好きなのかはいまいちピンとこない。(^^;

「地獄の黙示録」のテーマ曲に使われた「The end」も、このアルバムの最後に収録されている。

 

(2) まぼろしの世界(STRANGE DAYS)

多くの人にベストと賞される2枚目のアルバム。ジャケットの奇抜さや、選曲、

作り込みの良さなど本人達が自慢するだけのことはある。よく指摘されるように

「シングル向け」の曲が少ないのが残念。ジムによるスローな曲はこのアルバム

以降あまり見られないので、その意味でも貴重。

 

 

 (3)ソフトパレード

ドアーズのワーストアルバムと呼ばれる。確かに駄目で、本人達はかなり気に入ってた

らしいが、装飾過多なサウンドやポップさを協調しすぎたことから、ファンからは評価さ

れなかった。アルバムの最後を「The end」や「When the musics over」の様な万人が

認める大作で締めくくるという野望は「The soft parade」がダメダメだったため、この

アルバムで潰えた。おいらはこの曲の出だしは好きだけどね。あと、かなり謎めいた雰

囲気を持つ「Shamans blues」がお気に入り。クリーガーが後年言ったように、装飾を省いた、メンバーのみ

の音でシンプルに作っていれば、LAウーマン並の評価は得られたかも知れない。ちなみに、本人達が一番

駄目と思っていたのは、このアルバムではなく、3作目の「Waiting for the sun」らしい。

 

 (4)L.A.ウーマン

人生に対する絶望とアルコール中毒から何とか立ち直ろうとしていた時に再起をかけ

て作った作品。声は悪くなってるし、自慢の詩も輝きを失ってるけど、仲間と協力し

て作り上げようという姿勢はうかがえる。黒沢明でいえば「デルスー・ウザーラ」に

相当する作品か。お気に入りは「Riders on the storm」。詩は正直大したこと

無いが、レイのピアノは美しい。バイクに乗ってる時、良く口ずさむが、実際に嵐の

時にはバイクに乗ったりはしない。(^^)

(4)の本ではこの時もジムはほとんどやる気がなかったようで、これまたショック。)

 

(5)映画ドアーズ サントラ

おいらはアルバム全部持ってるからいらないぜ。と思ってたら、ジムが亡くなった後

に出た「An American prayer」という入手困難なアルバム(ジムの詩の朗読にメンバ

ーが曲を載せている)からの曲があり、速攻入手。よくわかっている人物が選曲した

ようで、音楽を用いてジムの人生を俯瞰するという、ベスト版とは違った難しさをク

リアーしており、なかなか楽しめます。全体的に暗いので、ロビー・クリーガーのポ

ップな曲がもっと入ってても良かったと思う。(選曲はドアーズのプロデューサーで5番目のメンバーと

呼ばれた、プロデューサーのポール・ロスチャイルドでした。)

 

(6) AN AMERICAN PRAYER   JIM MORRISON MUSIC BY THE DOORS

日本ではCD出てないし、手にはいることはないだろうと思ってましたが、試しに

調べてみるとAMAZONで入手可能と判明!!速攻、注文しましたよ。いやぁ、いい時代

になりましたねぇ。死の前年の誕生日に、ジムが吹き込んだ自作詩の朗読に、残された

メンバーが曲をつけた「詩のアルバム」。ドラマーのジョンが「モリソン没後に企画

されたプロジェクトの中で、あれは数少ない有意義なものだったと思う。」といって

だけあって、ドアーズの「」がジム以外のメンバーによって作られていたことを実感させてくれる。

悪くないアルバムだが、アルバム中最良の部分は、映画のサントラ版に含まれてるので、コアなファン

でもない限りわざわざ買わなくても良いでしょう。

 

(7) OTHER VOICES 

ジムの死後に3人で作られたアルバム。「これからおれたち、どういう名前にする?」

という、ジョンの問いに対し「ジムがいなくても、おれたちはドアーズだ。」とレイは

答えた。「それはおかしい。」とロビーは言い、「おれにはよくわからない。」とジョンは

もぞもぞと答えたという。やる気の無いヴォーカルに滅茶苦茶にされることなく、自分

達の好きな音楽を作る事の出来る安心感や開放感は感じるが、しっとりした作品が多い

せいか、何度聞いてもいまいち印象に残らない。ジャケット裏の非常に楽しそうな3人の姿が印象的。

 

(8) FULL CIRCLE 

3人で作った2枚目のアルバムにして、現時点でのDOORS名義の最後のアルバム。

ジムが参加して無いので、あれだけベスト版があるにもかかわらず、CD化すらされ

ていないが、それで居て十分DOORSであり、「DOORS=ジム」という訳では無いことを

認識させてくれる。ロビーのテイストが存分に発揮され、アルバムのランクとしても、

LAウーマン並に楽しめる。ヴォーカルは、レイとロビー。初期のジムと比べると

可哀想だが、LAの頃のジムと比べると大差ないと思う。It Slipped My MindThe Peking King and

 The New York Queenなどは、ドアーズの名曲としてもっと知られて良いと思います。

 

(9) Night City-果てしなき夜への挑戦状 Night City 

レイがDOORS解散後、2枚のソロアルバムを経て結成したバンド「NIGHT CITY」の1st

アルバム。ドアーズのイメージを踏襲したコピーバンドといってよく、「自分達の代わり

が居ると本当に思っているのか!」と、ジョン・デンズモアが怒り、けちょんけちょん

に貶しているのも無理は無い。ヴォーカルがジムのコピー過ぎ、当然の如くかなりレベ

ルが落ちるのがるのが、駄目なとこか。でも、個人的にはOTHER VOICESよりは好きだっ

たりします。

 

参考文献

(1)ジム・モリソン−知覚の彼方へ J.ホプキンス&D.シュガーマン著 シンコー・ミュージック

原題「NO ONE HERE GETS OUT.ALIVE」。映画と違い、自分の意志を離れて大きく成りすぎた

「ジム・モリソン」と言う虚像を何とか破壊し、単なる「SEXシンボル」から主張を持っ

た「アーティスト」に脱皮しようと足掻くジムの姿が描かれている本。酒を飲んでスタジオ

で暴れるくせに、誕生日に何が欲しいと聞かれて「自分の詩をレコーディングしたい。」と

願う、強烈なパワーと繊細な心をあわせ持つジムの姿がいとおしい。ドアーズ=ジムの視点

 から見た内容としては、かなり面白い作品。もっとも、ジムを神格化しすぎている嫌いがあり、メンバー

達にはぼろくそにけなされている。たしかに、ジムのことしか書いてないね。

 

(2) 知覚の扉 オルダス・ハックスリー著 平凡社ライブラリー

ドアーズの名前の由来となった当時のベストセラーエッセイ。いかにも、ヒッピー時代

らしくメスカリンによる幻覚体験を描いているらしい。何故「らしい」かって?

もちろん読んでないから。ドアーズファンとしては一応持っとこうと思って買っただけ。

本棚の肥やしですね。(^^;

 

 

(3) グリンプス ルイス・シャイナー著 創元SF文庫

演奏風景をイメージすることで有名バンドの「録音されなかった」演奏を再現すること

が出来る様になった男が主人公のSF。「THE CELEBRATION OF THE LIZARD」と言う、

一応録音されてはいるが、いまいちパッとしないドアーズの作品の完全版を録る話があり、

ドアーズファン(つーか、ジムのファン)ならニヤリとさせられる。

 

 

(4) ドアーズ ジョン・デンズモア著 早川書房

ドラマー、アレンジャーとしてドアーズを支え、狂乱の中を駆け抜けてきた著者による、

ドアーズ回想記。原題は「RIDERS ON THE STORM」。初めてジムの墓を訪れたときに、

彼に語りかけた「ジム、ぼくたちが成し遂げたことを、僕は誇りに思っている。

だが、キミのドラマーとしてしか見られないことにはうんざりしている。」の言葉に

著者のジムへの複雑な思いがひしひしと伝わってくる。ドアーズは、ボーカリストジムと

彼のバックバンドではなく4人が等価な存在意義を持っていたと主張する著者の主張は、彼らの作品を

長く聞き込んできたものにはすんなり受け入れられるが、ジムがバンド内で絶対的な支配力を持っていた

ことは確か。後期のアルバムがブルース系なのもジムの意向が大きい。

ジムの暴走とやる気の枯渇に絶望していたメンバーが、LAウーマンのあと、ジム抜きでアルバムを

作ろうと動き出していたことなど興味深い記載も多い。「Soul kitchen」は彼らの行きつけの食堂(!)の

ことを歌った作品と書かれており、自分はラブソングだと思ってたので、凄いショックだった・・。

日本語版は、オリジナルの2/3ほどに圧縮してあるそうだが、訳文がよいこともあり、ファンでなくても

楽しめる作品と思います。DOORSファンは必読だぁ〜。あと、どうやら、映画の原作はこっちらしい。

映画はジムのことしか描いてないので、なぜこれが原作なのか理解に苦しむところもあるのだが・・。

 

(5) ザ・ドアーズ 永遠の輪廻 野沢収著 音楽之友社

ドアーズをジム以外のメンバーの存在に重点を置いて描いた力作。全体の半分の所でジム

が死んでるのは、かなり凄い構成。冒頭の個人的でぬるい記載にはうんざりするが、次第に

著者のまめな調査と思い入れの強さに引き込まれる。

ドアーズを「モリソン的(暗、アルバム向き)」と「クリーガー的(明、シングル向き)」

二面性の調和と拮抗として捉えており、それ故に、ジムのいなくなった後の彼らの活動や音楽

内容を綿密に調査し、評価すべき所は高く評価している。ジムの死後をこれだけ書き込んだ本は、他には

ないし今後出ることもないだろう。とはいえ、この本はコアなファン以外にはかなりキツイと思われる。(^^;

これを読むと、ジムの死後出た2枚のアルバム「OTHER VOICES」と「FULL CIRCLE」が聞きたくなるが、

入手は困難のようですねぇ。CDでは出てないみたいですしねぇ。

 

(6) Rockinon 1995年8月号 株式会社ロッキング・オン

「AN AMERICAN PRAYER」のCD化を期に行われた、雑誌の看板ライター松村雄策氏に

よるレイ・マンザレクへのインタビュー“新説ドアーズ伝説。ジム・モリソンは生きて

いる”掲載号。エッセイ集の題名に「リザード・キングの墓」とつけるほどドアーズ

フリークの氏が迷いに迷った上で敢行したインタビュー。案の定、超ハイテンショ

ンでちょっと逝っちゃってるレイに振り回されながらも、お気に入りのアルバムが

 レコーディング時に音楽的冒険が色々出来た「STRANGE DAYS」であることや「AN AMERICAN〜」のC

 Dボーナストラック(Bird of Preyか?)収録時にメンバーたちがジムの存在をすぐ傍に感じたこと

など、きっちりと仕事はしている印象。松村氏は本号の別のページでキンクスのレイ・デイヴィス

にもインタビューしていて、“Hellow,I love you”がキンクスの“All Day and All of the Night”

パクリなことについて質問しており「レコードを聴いて、本当にまるで同じだな。だけど、まぁ

いいんじゃない、といって特に追求しなかった。」という話を聞き出している。

 

(7) Sound & Recording Magazine 1997年9月号 リットーミュージック

サンプラーや打ち込みの人向けの機器紹介雑誌のようですが、すいません知見が無

くてよくわかりません。(苦笑)Mr.Bonzaiによるレイへのインタビュー“レイ・マ

ンザレク 知覚の扉は開かれた”を掲載。インタビュアーがかつての隣人という気

心の知れた存在だったこともあってか、かなり落ち着いた知性が伺える印象のインタ

ビュー。1980年初頭、隣人となったMr.Bonzaiから「(仕事は)何をやってるんだい。」

と聞かれ、指を動かしてピアノを弾く真似をしながら「うん、その昔は、とあるロックグループ

でキーボードを弾いていたんだよ。」と謙虚に語るレイが素敵だ。(笑

 

(8) RUDIES CLUB.7 ドアーズの魔法(1991年10月28日) 山川健一編 八曜社

ルーディーズクラブのドアーズ特集号。1985年4月28日に当時発売された“ベスト・

オブ・ドアーズ”のプローモーションで来日したメンバー3人に対して行われたイ

ンタビュー“Doors Member Interview ジムは放たれた矢のように生きた”を

掲載。レイ仕切る、仕切る、ジョンはぶられる、はぶられる(苦笑)、ロビーめっちゃ

マイペース。全編レイのマシンガントーク炸裂だが、当時自伝の執筆に没頭していた

こともあってか、意外とジョンの意見が的確で“ジムは妥協することが出来ない男だったと思うよ。

だから彼は長生きできなかったんだ。彼は本当に純粋なアーティストだった。」とか“彼は自分の全

生涯を、あの五年間に詰め込んだんだ。彼の人生は、二十年間、弓を後ろに引っ張り続けて、五年

間でその矢を放ったようなものだった。“とか、かなり洗練された表現と思う。雑誌自体は全体的

にザブカル臭が強くて個人的にはかなりきついが、“20年目のレクイエム、7月3日ペール・ラ・シュ

ーズ墓地で”なども記録としては貴重か。あとZELDAの高橋佐代子さんへのインタビューは悪くない。

 

参考映像

(1)地獄の黙示録 フランシス・コッポラ監督 マーチン・シーン主演

 ジムとレイの大学の後輩(UCLA映画科)、フランシス・コッポラの「ゴッド

ファーザー」と並ぶ代表作。当時は、ベトナム戦争物として賛否両論があったが、

20年以上経ってやっと、単なる戦争物を越えた傑作と迷わず言えるようになった。

コッポラも予算不足、スケジュール超過、俳優のトラブルなどを抱え、気が狂い

そうになりながらも良くやったよ、ホント。

ドアーズの曲「The end」はこの映画で新たな命を吹き込まれ、ドアーズもこの映画と共に永遠

の存在になったと思う。コッポラにとってもドアーズは60年代後半の象徴だったのかな。

レイは「音楽と映像が全然あってない。」と否定的だが、ジョンは絶賛。まぁ、レイは映像に

うるさいから、しゃーないのでしょう。ちなみに戸田奈津子さんが始めて字幕全体をやった作品

だそうで、この作品以降仕事が相次ぎ字幕と言えば戸田奈津子と言う感じになったそうです。

それまで15年近く字幕の仕事無かったんだって。

 

 あと最近面白かったのが「ホットショット2」。主人公のチャーリー・シーンがジャングルの河で

「地獄の黙示録」のボートに乗った父マーチン・シーンとすれ違うシーンで、すれ違いざま父が「ウォ

ール街は最高だった!」と声をかけるの。CGとは言え、やばいなぁと思い笑ったがマーチン・シーン

も「地獄の黙示録は最高だった!」と言われると返す言葉がないだろうなと思い、さらに笑った。(^^)

父と違い背が高いのでチャーリーはビックに成ると思ったが、そうでもなかったねぇ。なんで?

 

本年(2002)、未収録カットを含む「地獄の黙示禄〜特別版〜」が公開されました。

見に行ってないけど、DVDが出たら買おう。DVDプレイヤー持ってないけど。(^^;

 

(2)ドアーズ オリバー・ストーン監督 ヴァル・キルマー主演

「プラトーン」「7月4日に生まれて」に次ぐオリバー・ストーンの60年代3部作。と、

当初呼ばれていたにもかかわらず、今は無かったことにされてて、上記2作と「天と地と」

をベトナム戦争3部作と呼ぶのが普通ですね。だらだらとジムの生涯が紹介されるだけで、

提示しようとしている「ストーリー」が全く見えないんだからしかたない。ヴァル・キル

マーのジムは結構良かったんですけどねぇ。もっとも、主役が良くても脚本が駄目だと、

 どうしようもないと言うよい例か。

個人的には、「詩人」を目指していたジムがロックスターになり自分の歌詞を多くの人に聞いて貰

える様になるものの、自分の伝えたいものとファンの要求とのギャップに苦しむ姿をちゃんと描いて

欲しかったです。成功の過程だけじゃなく、苦しむ過程をちゃんと描いていれば、「若くしての死」の

悲劇性がより高まったと思うんですけどねぇ。なんというか、「アラビアのロレンス」の様な感じ。

(イメージわかる?)あと、レイ・マンザレクを、ジムを支える兄のような存在としてもっとちゃんと

活かすべきだったよな。レイ役のカイル・マクラクランならそれも出来たと思うんだけど。

(5)を読んでわかったが、レイはドアーズがジムだけのバンドのように描かれるのに怒って、

途中から手をひいたらしい。レイはジムのシンパだが、彼をコントロールすることはほとんど

諦めていたので、上記のように描くのは史実とは異なっちゃうようですね)

この映画のせいで、ドアーズの映画が二度と作られることがないだろうと思うと、

めっちゃ悔しいッス。(>_<)

 

関連リンク

ジム・モリソンの両親、新生ドアーズのメンバーを提訴

・・・レイとロビーがDOORSと名乗りたいんなら、名乗らせてやれよと思います。

 

関連人物

・レイ マンザレク ・ロビー クリーガー ・ジョン デンズモア ・フランシス コッポラ

 

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