クールピクス300

Nikon COOLPIX 300

 

COOLPIX 300とは?

日本が世界に誇るカメラメーカー「Nikon」が出した2台目のデジカメ。

ユーザーがニコンに求めるのは、F4にみられるような「超絶機能」「超絶画像

だと思うが、この時は何をやったらいいのか良くわかっていなかったみたい。

デジカメ初号機の「COOLPIX 100」と、この機体は珍しい機能があるけど、

ただそれだけの機体で終わってしまった。

その、珍しい機能とは、なんと!!

文字が書けるんです!

うーむー。写真に文字を書き込むというニーズは女子高生以外にはないと思うが、

この機種は当時かなり高かったから、彼女らの手に入る事はまず無かっただろう。

もっとも、超堅物チックな外観なので、「あげる」と言っても貰ってくれたかどうか

怪しいな・・。(^^;

後に同じコンセプトで、対象を「プリクラ代わり」に限定したデジカメ「キャメッセ

プチ」がNTTから発売されたが、これもヒットには至らなかったよね〜。

 

( ^^)/  自慢(?)コーナ

(1)全身見せるぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縦長薄型という、今では絶対に見ることの出来ない形のデジカメ。

それでも「光学ファインダー」も「ストロボ」もちゃんとついており、

一応ちゃんと企画書を出して会議は通った事を感じさせる。

シャッターボタンは1枚目に写っている黄色いボタン。取り説にはこれを右手の

「人差し指」で押せと書いてあるが、ホールド感の無いことこの上ない。

その下にあるのは、シリアルとSCSIの接続ポート。(後述)

 

んじゃぁ、3枚目のはボタンは何かというと、これは「録音ボタン」。

何と、音声まで記録できてしまうのだッ!

カメラを横にして撮影する際に、シャッターと勘違いして押してしまうこと間違い無し!!

 

(2)液晶出すぜ

 液晶カバーをスライドさせると、こんな感じで、かなり大きい液晶

が現れる。この液晶が「タッチパネル」に成っているところが

 他機種と最も大きく異なるところ。

 このスライド機構はさして意味はないが、個人的にはお気に入り。

 何か、凄い機能が隠されているようで、わくわくさせてくれる。

 (←大げさ)

 

 

 

 

 

(3)ペンが出るぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タッチパネル操作用のペンは、本体下部に格納されている。

ラジオのアンテナのように3段に伸びて110oの長さのペンに変形(?)する。

収納場所といい、伸びる所といい、いかにもスパイ秘密アイテムの様な

胡散臭さ』がプンプンしてくる。(^^)

 ペンとしての使い勝手は見た目ほど悪くない。

 

(4)撮影するぜ

光学ファインダーもあるが、電池の節約週間(何それ?)

以外は、スライドを開いて液晶を見ながら撮影する。

撮影インターバルはこの当時の機種としては普通。

特に速くもないが、我慢できないほどではない。

 

 

 

 

 

 

 

(5)書き込むぜ

撮影した画像にペンで文字が書き込める。

わかりにくいと思うが、液晶の右上に現れてるのが「パレット」。

 書き込む色を「」「」「黒」から選べる。

 「画像に文字を書き込むニーズってあるか?」とか野暮なことを

 いっちゃぁいけない。

 『ニーズがあるからやる』のではなく、『出来るからやる

 のが技術屋魂というものだ。

 それじゃ、商売にならないって?

 ごもっともです。_(..)_

 

 

 (6)画像見せるぜ

こんな風に文字を書き込んだ画像が出来上がる。

カメラの中では文字と画像は分けて保存されて

いるようなので、大事な画像に文字を書き込んで

しまっても、人生の厳しさを嘆くことはない。

 

 もっとも、パソコンに画像を記録する際に、

文字を含む形で保存してしまったら、

ハイそれまでよ〜ん。(^^)

 

 ちなみに画像は友達の中国土産。始皇帝兵馬俑せんぬき。兵馬俑から出土した青銅製の馬車

 が両面に陽刻されている。なんか、祟りがありそうなので栓抜きとして使ったことはない。

 

 (7)転送するぜ

 側面のシリアルポートから本体付属のシリアルケーブルで

 画像をパソコンに転送することが可能。

 つーか、外部記憶メディアを持たないので、ケーブルは必須

 この転送速度がマジ気〜狂うくらい遅い。

 画像1枚の転送に30〜40秒かかる。

 

 さすがにまずいと思ったのか、オプションでSCSIケーブ

ルが用意されているが、今となってはそんな物を手に入れる

のは事実上不可能。

 いや、ホントマジ遅いんだって。(-_-メ

 

使用の感想

 まぁ、こりゃ売れないだろうなという機体ではあるが、メカとしては非常に気に入っている。

 凄いけど無駄な機能がこのボディにびっしり詰まっており、実際かなり重い。

 何というか、技術屋魂の塊って感じですかぁ。(^^)v

だから、ほとんど使ってないにも関わらず手元に残しているわけ。

その後、ニコンはCOOLPIX900910を経て、「COOLPIX950」の発売によって、

さすがはニコン!!」というユーザーの信頼を回復し、デジカメ業界に確固たる

地位を築くことに成るのであ〜る。

 

 

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