リコー DC-1
(RICOH DC-1)
DC−1とは?
比較的初期の頃にデジカメに参入したリコーが、主に企業ユーザー(建設業とかか?)
を対象に発売した機体。ほぼ同時期に出た、カシオの大ベストセラー機「QV-10」が
徹底的に一般ユーザーに的を絞っていたのと対照的である。
「会社の金で買う」のを前提にしてるだけあって、機能満載の高級機種に仕上がって
いる点もQV-10と対照的。QV-10はめちゃ、ちゃちいもんね。
そしてこれまた、そのちゃちさを「ポップさ」という武器に換えてしてバカ売れした
QV-10と対照的に、DC-1はその値段の高さ(フルセットだと25万を越える)為、あん
まり売れず、リコー社内にデジカメ技術を蓄積させるにとどまった。(^^;
( ^^)/ 自慢(?)コーナ
(1)全身見せるぜ
機体は、昔のポケットカメラの流れを引く
横長のスタイルで、電動3倍ズーム+ストロボ
付きの重量感あふれる格好いい機体である。
これで、もっと安ければ良かったのにねぇ。
黒のボディも「仕事しまっせ。」(←なぜ関西弁?)
と主張しているようでイカス。
(2)液晶付けるぜ
本体横に液晶を取り付ける事が可能。
外付とはいえ液晶があるなら良いじゃん、
と思うが撮影時には使えない。
あくまで撮った画面の確認用。(゚▽゚;
無いよりマシだが、期待を持たせた分だけ
ショックも大きい。
横長の機体なので、ヒンジが付いており、
確認時には画面を起こして見ることが出来る。
「ここまで手間かけてるなら、撮影時にも
液晶が使えるようにしろよ・・。」
と言いたくなるのが人情というものである。
ちなみに液晶取り付け時の全長は22cm!!
長ッ!!
(3)テレビで見るぜ
撮影した画面をテレビで見るためのオプションもある。
「んじゃぁ、液晶は何だったの?」
と言う疑問も当然巻き起こるが、これは当時はかなりの
高級機種なので、液晶オプションを買えない人も
居たのだろう。(そういうことにしましょう、ねぇ。)
(4)リモコン使うぜ
テレビでの再生時や撮影時に使用するリモコン付き。
このリモコンでシャッターも切れるようになってる。
カメラには三脚用の穴も付いてるから、記念撮影にも
便利だね。
でも、そこまで気合い入れて記念撮影をする人が居るか?
(5)転送するぜ
撮影した画像をパソコンに転送したり、モデムと繋いで直接画像を遠隔地に送ったりするとき
に使うらしいシリアルポート(RS-232C)オプション。らしいというのは、取り説もなければ
使ったこともないから。
機能満載なので、シリアル用の端子(2枚目右側の金色の部分)は本体底面にしか付けられな
かったらしく、使用時には本体をひっくり返して使うみたい。何か、間抜け。(^^)
外付けのモデムで画像を送ろうという発想が時代を感じさせて凄いね。
(6)カードだぜ
書き込みの速さを優先したため、TYPEU型だが、
フラッシュATAカードじゃない、何か特殊なメモ
リーカードを使用。ドライバーはリコーのHP
からダウンロードできたので一安心。( -o-).O
あぁ、あと古い機体だけあって画像の保存が
独自形式なのがちと困りもの。まぁ、「Susie」
を使えばjpgに変換できるので専用ソフトが
無くても大丈夫。ありがとう、スージー。
(7)電池だぜ
昔のウォークマンとかで使っていた、通称ガム電池
と呼ばれるタイプを3枚使用。オプションの液晶部
にも、一回り大きいガム電池を3枚入れておく必要
がある。
はっきり言って、充電は大仕事だぞぉ。(^^;
(7)ケースにしまうぜ
んで、持ち運びの為の専用ケースも付属。横長の大きいケースで、この中にデジカメが
入ってると思う人は居ないだろう。昔、持ってた「モバイルギア」のケースより、ほん
の少しだけ小さいってのが凄い。
しかし、実際には他のオプションと馬鹿でかい充電器を持って行かねばならないので
かなりの大荷物となる。こらー、専用の鞄がいるよな。(*o*)/ワーォ
使用の感想
オークションで、ジャンク扱いと言うことでたったの「5500円」で購入したのだが
使用には全然問題なし。超ラッキー。(^^)v
全身金属製のブラックボディといかにも金がかかってそうな電動ズームが優越感を感じさ
せてくれるいかした機体。
「これで撮影時に液晶が使えればなぁ。」とは誰しもが思うところであるが、その願いは
次機種に活かされ、DC−1で培った技術力と利用者の要望を取り入れて作られた二号機
「DC−2」は消費者に支持された人気機種となるのである。
でも、その後が続かなかったんだけどね。(^^;
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